業績

業績紹介

代表(川越厚)の専門的なバックグラウンドは婦人科腫瘍学。医師としての歩みを具体的に説明するため、敢えて業績の一部を紹介します。

 

1)東大医学生時代、広大産婦人科講師の角谷哲司先生の指導で書いた、自分にとっては最初のOriginal Paper。

 KAWAGOE,K.et al:A preliminary study on immunological tolerance in human newborn baby based on mixed leucocyte culture. Jpn. J. Genet. 46:191-194,1971.

 

 2)基礎的な研究対象は胎盤絨毛。電子顕微鏡、酵素抗体法を用いたMorphology。

 KAWAGOE,K.et al:Desmosome-like structures between tumor cells and endo-thelial cells in choriocarcinoma heterotransplanted in nude mouse:A preliminary report.  J. Reprod. Med.  21:265-268,1978.

 KAWAGOE,K.et al:Ultrastructural evidence of human chorionic ganadotropin on trophoblastic surface.  Acta Histochem. Cytochem.  11:265-268, 1978.

 KAWAGOE,K.et al:Localization of human chorionic gonadotropin at the  nidatory site of tubal pregnancy.  Acta Histochem. Cytochem. 14:308-316,   1981.

 

3)学位論文は、絨毛細胞膜表面の負電荷に関する研究。妊娠現症におけるImmunological toleranceのHypothesisの検証でした。

 KAWAGOE,K.et al: Ultrastructural demonstration of the negative surface charge on human trophoblast.  Acta Histochem. Cytochem. 13:254-269,1980.

 

4)若い時にはこんな論文も書きました。

 KAWAGOE,K.et al: Occurrence of Ivemark syndrome with polysplenia in sibs of a family.  Proc. Japan Acad. 56,ser.B:633-637, 1980.

 KAWAGOE,K.et al: Intravesical instillation of Maalox for the treatment of  hemorrhagic cystitis.  Asia-Oceania J. Obstet. Gynecol.  15:107-108,1989.

 

5)臨床的に力を入れたのは、再発癌などの治癒困難例の治療。特に動注療法を婦人科領域で初めて手がけました。

 KAWAGOE,K.et al: Recurrent cervical cancer in the pelvis-intraarterial infusion of oncostatics.  Jpn. J. Clin. Oncol. 13:673-682, 1983.

 

 6)茨城県中の医長の時代、赴任したばかりの私の所へ中外製薬のMRがやってきて、「卵巣がんの腹水治療にピシバニールが有効です」と言って、私の論文を紹介されて驚いたことがあります。

 KAWAGOE,K.et al: Advanced ovarian cancer treated by intraperitoneal immunotherapy with OK-432.  Jpn. J. Clin. 0ncol. 16:137-142, 1986.

 

 7)ハーセプチン(Trastuzumab)の副作用を発売前から危惧していました。妊婦に使えば、間違いなく流産すると思います。

 KAWAGOE,K.et al: Immunohistochemical demonstration of epidermal growth factor (EGF) receptors in normal human placental villi.  Placenta 11:7-5,  1990.

 

 東大講師を辞し在宅医に転向するに当たり、婦人科癌専門医としてのけじめをつけるため、一冊の専門書を書き上げました。

 川越厚著: 婦人科腫瘍学。治療原理とその実際 中外医学社 1990

 

 8)Home Hospice Careに関わるようになったのは1989年から。当初からAcademismを大切にしました。

 川越 厚他:在宅死した癌患者の剖検所見-その臨床的意義- 日癌治 28(3):619-625, 1993.

 

 9)ひとの誕生において誕生の教育(母親学級)が大切なように、ひとの死、特に在宅におけるひとの死に際しては、家族に死を教える(死の教育、Death Education)ことが大変重要であることに気付き、原著論文をまとめました。

 Kawagoe, H. & Kawagoe, K.: Death Education in Home Hospice Care in Japan.    J .Palliat Care, Vol.16, No.3, 37-45, 2000

 

10)在宅緩和ケアでは、「看護師の裁量権を現行の医師法、保助看法に抵触することなく拡大することができるか」が重要で、そのことに関して班研究(厚労省医政局看護課の政策研究、班長川越)を組織して検討しました。その結果です。

 Ishikawa H, Kawagoe K et al: Nurse-Physician Collaboration in Pain Management for Terminally Ill Cancer Patients Treated at Home in Japan. J. Palliat. Med. 23(4):255-261, 2007.

 

11) 独居の在宅緩和ケアはこれからの大きな課題です。

 Kawagoe I, Kawagoe K et al: Home Hospice Care for the Lung Cancer Patient Living Alone: A case report from Japan. J. Palliat. Care 25(4):   289-293, 2009.

 

12)『保険制度の中に在宅ホスピスケアを提供する専門の診療所を制度化する』 これが私の最終的な目標でした。それは2016年の医療・介護保険の同時改定で、『在宅緩和ケア充実診療所』という形で実現しました。私が30年近くかけて行ってきた在宅ホスピスケア活動の総仕上げといってもよいでしょう。そのことを解説した総説がこれです。

 川越厚:在宅緩和ケアの現状と課題 Progress in Medicine 36(10):1377-1386, 2016 

 

在宅ホスピスケアの教科書を4冊上梓しています。

「家庭で看取る癌患者 ー在宅ホスピス入門ー」(編) メヂカルフレンド 1991

「在宅ホスピスケアを始める人のために」医学書院 1996

「在宅ホスピス・緩和ケア」 メヂカルフレンド 2003

「がん患者の在宅ホスピスケア」 医学書院 2013 

 

開業医になって、一般の方を対象とした啓発書をいくつか上梓しています。

「家で死にたい」 保健同人社 1992

「いのちとの対話」 日本基督教団出版部 1997

「アクティブ・デス」 岩波書店 1997

「生と死のはざまで」 保健同人社 2001

「家で看取るということ」 講談社(川越博美と共著) 2005

「ひとり、家で穏やかに死ぬ方法」 主婦と生活社 2015 

 

 

業績一覧

 代表の川越厚の業績一覧はPDFでご覧ください。

 

 1原著論文(学会誌等)  

 2原著(商業誌)

 3単行本

 4学会発表

 5研究

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原著・単行本・学会発表・研究
業績一覧1.pdf
PDFファイル 615.6 KB

 

 6講演

 7委員等

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講演・委員等
業績一覧2.pdf
PDFファイル 545.8 KB

 

 8新聞・雑誌

 9TV・ラジオ

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新聞・雑誌、TV・ラジオ
業績一覧3.pdf
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